ゴールデンカムイ 北海道刺青囚人争奪編第2話 ニシン漁と殺人鬼
第2話は、緻密に再現された小樽の漁場と異常な殺人鬼・辺見の狂気が際立つエピソードで、物語はさらに深く、複雑な展開を見せています。
杉元佐一(山﨑賢人)は、二瓶鉄造から手に入れた刺青人皮をもとに、次なる手がかりを求めて小樽のニシン漁場へと向かいます。そこでは、かつての繁栄を思わせるニシン御殿や、漁場で働くヤン衆たちが生き生きと動く様子が描かれ、漁場のリアルな再現が視覚的に物語を引き立てます。
漁場で杉元とアシㇼパ(山田杏奈)、そして白石(矢本悠馬)は二手に分かれ、刺青囚人の情報を探し始めます。その最中、沖合で転落した漁師を救助する杉元。しかし、その漁師こそが彼らが追っていた刺青囚人、**辺見和雄(萩原聖人)**でした。辺見は「命を煌めかせて死にたい」という異常な願望を抱える連続殺人鬼で、杉元との対峙は緊張感あふれる展開を迎えます。
辺見は杉元に襲いかかり、激しい戦闘が繰り広げられます。杉元はアシㇼパから「無意味な人殺しは禁止」という教えを受けつつも、辺見の執拗な攻撃に防戦一方となり、ついには命を懸けた肉弾戦へと発展。最終的に辺見は海に落ち、そこに待ち構えていたシャチに襲われて命を落とし、杉元たちは彼の刺青人皮を手に入れることに成功します。
エピソードの終盤では、謎の老人に変装した土方歳三(舘ひろし)が登場し、杉元たちと接触します。土方は白石に密かにメッセージを渡し、次なる展開への伏線が張られます。一方、尾形百之助(眞栄田郷敦)と二階堂浩平(栁俊太郎)が潜伏している谷垣(大谷亮平)のコタンでも、新たな火種が生まれつつあります。
第2話での見どころは「命を煌めかせて死にたい」という「異常な願望を抱える連続殺人鬼」逸見の役を演じる萩原聖人さんの演技力の凄さでした。
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